【53話】アンマンの街からイスラエルに入国!|女性のための世界一周旅行ガイド

心優しきハトおじさん

2009年1月2日

美しい景色を見た。

アンマンの街をてっちゃんとブラブラしているとハトの群れがぐるぐると頭上を旋回していた。

太陽の日に照らされてきらきらと輝くハトの体。

そしてアンマンの急な坂道に段段に立っている建物のコントラスト。

きれいだね。。。。

二人でしばらくそれを眺めていた。

本当に美しかったのだ。

ふとあたりを見回すともうひとり、地元の人らしきおじさんが私たちと同じ景色を眺めている。

ヨルダンにきてあまりにも静かなのでまだ地元の人とあまり話していない。

私はそのおじさんに声をかけることにした。

あれ、すごいきれいだね。

おじさんは私の顔を見てにっこりとし、あそこのいえで飼っているハトだよ、と近所の家を指さした。

そしてついて来いという。

そのまま私たちはそこの家の屋上におじゃました。

そこにはヨルダン人のおじさん二人。

アラビア語なので英語はあまり通じないが好意的に迎えてくれお茶を出してくれた。

そしてハトのショータイムのはじまり。

一羽、とても頭のいいハトがいていろいろできる。

1羽のハトを手に持つとその上にとまったり、呼ぶと頭のうえに乗ったりする。

わたしたちはおじさんとハトの時間を十分満喫しその家をあとにした。

ヨルダンはほかの中東区域に比べると人々は紳士的で旅行しやすいとあった。

が、私たちがハトおじさんと出会う前は何か誰も話しかけてこないし、なんにもないし

「ちょっとつまんないね」

とさえ思っていた。

だけど今日地元の人に思い切って話しかけた結果、ヨルダンの人は強い主張はないけれど穏やかで優しい人たちなのだとわかった。

話しかけてみて本当によかった。

ありがとう、ハトおじさん。

イスラエル入国

2009年1月3日

イスラエル軍のガザ地区攻撃は続いている。

このままイスラエルには行けなくなっちゃうのだろうか?

しかしイスラエルからアンマンに下ってきた旅人に聞いてみるととりあえず聖地エルサレムは全く安全だという。

実はイスラエルは私の中東のメインディッシュだ。

危険なら行くべきではないのだろうがもし行けるなら行きたい。。。

私たちはエルサレムを目指しアンマンをあとにした。

イスラエル入国名物といえば、厳しい入国審査である。

情勢が不安定な国だけあってどうやらかかる時は2、3時間もかかるという。

荷物全開けもめずらしいことではないらしい。

そしてこの後シリアに行く場合、パスポートにイスラエルのスタンプがあると入国できなくなる。

なので、私たちはNOスタンプを入国審査官にお願いしなければいけない。

パスポート上ではイスラエルに行ってないことにする、ということだ。

まずは謎のプシュプシュ検査。

小さなゲートに入ると上から下から空気でプシュプシュされる。

多分これは空港などで手で体を触られるあれの機械版だと思われる。

そして入国審査間の列に差しかかった。

、、、、緊張してきた。

入国審査間は全員まだ若いであろうピチピチギャルのねーちゃんである。(ピチピチギャルって古いね)

ここは何とかノースタンプをもらうためにも一番あたりのよさそうなおねえちゃんを選ばなければいけない。

(おねえちゃんて、、オヤジだな私って)。

こんな若い女の子もアーミーの訓練を受けてるんだよなぁ。。。

そんなことを考えていると私の順番がまわってきた。

「ハロー、、、にっこり 」

(挨拶は基本である。難しい顔の入国審査官もその国の言葉であいさつされたらニコリとしないわけがない、のでつとめて挨拶をするようにしている。)

イスラエルのアーミーの服を着たかわいいおねえちゃんはニコッと笑ってハロー、と返してくれた。

あれ??何だかいい感じ。。。

ここから矢継ぎ早に質問攻めとなる。

イスラエルは何回目?

イスラエルに友達はいるの?

何しに来たの?

とかいろいろ聞かれているうちに、忘れていた大事なことを思い出す。

あ、NOスタンプ、プリーズ!!

おねえちゃんの目が少しだけキラリと光った。

どうしてNOスタンプ??の質問に

「トルコに陸路を使って行きたいからシリア通らないといけないでしょ?」

というと

「うーん、、、OK。」

といっておねえちゃんは別紙にスタンプを押してくれた。

隣の入国審査口ではてっちゃんが手こずっている様子。

私よりも格段に厳しく質問されている。

そんなてっちゃんを尻目に、スタンプをくれた担当のおねえちゃんに最後の一言。

「そのピアス、かわいいね。 ニコッ」

おねえちゃんはちょっと照れながらも嬉しそうにサンキュー、といって微笑んだ。

軍事訓練を受けていてもやっぱり中身は普通の女の子なのだ。

結局鉄平氏は散々質問されたあげく、荷物チェックにもひっかかりバックパック全開けされて待たされていた。

30分ほどでやっと合流。

いやーーイスラエル入国審査名物、堪能しちゃったね。笑

無事NOスタンプを手に入れた私たちはエルサレムの街へ向かった。

さぁ~て!次回の○○○さんは!?

次回の内容は?

私、聖地エルサレムに到達

私、神聖さと物々しさのアンビバレント

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